2012年8月23日木曜日

キューバニッケル社幹部8人に禁錮刑

▼▽▼オルギン州人民法廷は8月20日、同州モアにある、基幹産業省所属の国営クバニッケル社ペドロ・ソト=アルバ工場の拡張計画に関する汚職で、同社幹部8人に禁錮刑を言い渡した。共産党機関紙グランマが21日報じた。

▼アルフレド・サヤス幹部ら副基幹産業相経験者3人に12年、10年、8年の実刑がそれぞれ言い渡された。他の8人にも禁錮刑の判決が下された。

▼ニッケルは、キューバの輸出額の30%を占め、昨年は90億ドルを稼いだ。

▼2010年には、共産党政治局員で基幹産業相のヤディラ・ガルシアが「無能」を理由に解任された。以来、最重要産業の一つであるニッケル部門への当局の監視が厳しくなっていた。

▼ラウール・カストロ議長は、経済建設への市場原理導入を慎重に進めている。その改革過程での最大の敵を腐敗と捉え、国営部門の取り締まりを強化してきた。