2012年10月19日金曜日

コロンビアの政府とゲリラが11月ハバナでの交渉再開決める


☆★☆★☆コロンビア政府とゲリラFARCは10月18日オスロ郊外で、和平に向けての本交渉を正式に開始した。終了後、双方代表、仲介者のノルウェーとキューバ、および立会人のベネズエラとチリの代表が記者会見を開いた。

★共同声明によると、当事者双方の代表者が11月5日ハバナで準備会合を開き、11月15日ハバナで本交渉を再開する。(最初の議題は、農地問題になるもよう。)

☆デラカージェ政府代表は、「希望の時だ」と述べ、和平交渉が①今年2月から8月までのハバナでの非公式過程②本日開始されハバナで継続される本交渉③和平協定調印と和平実施-の3段階に分かれている、と説明した。

★FARC代表のイバン・マルケスは、「我々は国家暴力に対抗してきた」、「正義のないマコンドから和平の希望を持ってやって来た」、「3000万人のコロンビア人が貧困に喘いでおり、土地を奪われた農民600万人が路頭に迷っている」、「ハバナ交渉では土地問題が最初に議論されねばならない」、「和平は単に武装解除と復員を意味するのではなく、国家構造の変革を意味する」と指摘した。

☆双方は、仲介者と立会人の4ヵ国に感謝の意を表明した。