2012年12月6日木曜日

建築家オスカル・ニーマイヤーが104歳で大往生


★★★★★ブラジルの建築家オスカル・ニーマイヤーが12月5日、リオデジャネイロの病院で死去した。104歳だった。1907年12月15日リオ生まれで、あと10日で105歳を迎えるところだった。29年、リオの国立美術学校に入学し、建築を学び始めた。

★11月初め脳内出血で、リオ・ボタフォゴ地区の病院に入院し、徐々に容体が悪化していた。

★世界中で多くの重要建築物を設計したが、1947年にル・コルビジェとともに設計したNY国連本部ビル、50年末から建築家ルシオ・コスタとともに設計した首都ブラジリアなどが有名。

★「曲線の詩人」と呼ばれたほど、曲線の使い方が際立っていた。84年には、リオ・カルナヴァルのサンバ行進が催されるサンボードロモを設計した。

★1928年に結婚した妻アニータ・バルドに04年先立たれたが、06年、99歳で、長年秘書として仕えたヴェラルシア・カブレイラと再婚した。この妻や多くの家族に看取られて昇天した。