2012年12月13日木曜日

チャベス・ベネズエラ大統領の宣誓式出席は困難か


★☆★☆★ベネズエラのニコラース・マドゥーロ副大統領兼外相は12月12日、全ラジオ・テレビ放送を中断しての全国向け統一政府放送で、「大統領が昨日受けた手術は複雑できついものだった。術後も複雑で厳しい過程にある」として、「愛の心で団結し、この事態に対処しよう」とベネズエラ人に訴えた。

★★★またエルネスト・ビジェガス通信情報相は12日、同省電子広報版で、「1月10日のウーゴ・チャベス新任期開始時の宣誓式に大統領が出席できない事態に備えてほしい」と呼び掛けた。同相は、「大統領の術後の容体は安定している」と述べている。

★11日にハバナにチャベス大統領を見舞ったエクアドールのラファエル・コレア大統領は12日キトでの記者会見で、チャベスの早期回復を祈りながらも「革命は指導者が消えても続く。チャベスは非常に重要な人物だ。だが誰も不可欠な人材ではなく、そうあるべきではない」と述べた。

★またブラジル政府は、ジルマ・ルセフ大統領が今後、マドゥーロ副大統領と接触する方針であることを明らかにした。