2013年4月25日木曜日

アルゼンチンとウルグアイがW杯2030年大会共同開催で立候補へ


 亜国とウルグアイの観光・スポーツ当局者とサッカー協会長は4月24日ブエノスアイレスの亜国観光省で会合し、2030年W杯大会共同開催を目指して、合同招致委員会を設置した。モーリシャスで7月開かれるFIFA総会で正式に立候補する。

 亜国スポーツ当局者は、「1978年の亜国大会は残念ながら、血塗られた軍事政権下で催された。両国とも民主政権下にある今日、共同開催するに値すると思う」と述べた。

 100年前の1930年モンテビデオで第1回W杯大会が開かれ、決勝戦でウルグアイと亜国が戦い、ウルグアイが優勝した。その2年前の28年の五輪アムステルダム大会の決勝戦でも両国が顔を合わせ、やはりウルグアイが優勝している。

 78年大会では、亜国が強力なペルーに実力を発揮しないよう密かに頼んだとされ、結果的に亜国が優勝している。おびただしい数の人道犯罪に手を染めていた当時のビデラ将軍の軍政が、国威発揚のため、米国のキッシンジャーらを仲介者として画策し、勝ち星を譲り受けた、とされている。