2013年5月22日水曜日

グアテマラ憲法裁が、リオス=モント有罪判決を無効とする


 グアテマラ憲法裁判所は5月20日、1980年代初頭の軍政独裁者だったエフライーン・リオス=モント被告(86)に第1審で10日言い渡された虐殺罪および戦争犯罪による禁錮80年の実刑判決を無効とする判断を下した。

 弁護側は4月半ば、当時の第1審裁判長が以前忌避されたことがあるという理由で同月18日第1審の一時打ち切りをかちとったが、憲法裁は翌4月19日の時点に遡って審理を再開するよう第1審に命じた。

 内戦中のおぞましい国家テロ(人道犯罪)を断罪する正義を求めていた内外の良識は、懸念されていた通り、ものの見事に蹂躙された。