2013年8月1日木曜日

チリ内相が反テロリスト法廃止提言を一蹴


 チリのアンデレス・チャドゥイック内相は7月31日、国連特別記録官の前日の発言を受けて、「この国の治安の責任を負わない国連の一観察者が、根拠のないうえ的確でない情報に基づいて報告するのは適切でない」と一蹴した。

 内相はまた、「わが国は、テロリストがいない状態ではない。だから厳しく取り締まる法制が必要なのだ」と主張した。

 この内相発言は、チリの右翼・保守派の考えを概ね代表している。だが、そのような考えを持つ者は有権者の4割弱である。