2013年8月22日木曜日

コンドル18羽、元気になってアンデス山脈に還る


 チリ農業省は8月21日、飛べなくなっていたコンドル19羽のうち18羽をアンデス山地に還した。今月初め牛の腐肉などを食べて中毒症状が出て保護され、獣医や動物園で治療を受けていた。

 農業省は、チップを付けてコンドルを放った。GPSで観察する。

 最近、コンドル2羽と野生の狐2匹が、腐肉を食べて死んでいる。農薬が浸透した牧草を食べた家畜の肉が原因との見方が出ている。

 コンドルはチリの国章にも刻み込まれている。18羽の新たな飛翔は「久々のいいニュース」としてチリ人から歓迎されている。