2013年8月25日日曜日

ベネズエラ大統領がシリア政府への連帯表明


 ベネズエラのニコラース・マドゥーロ大統領は8月24日、「米国は中東で戦争を促進しようとしている」と米国を非難し、シリア政府への連帯を表明した。

 ロシア政府は、「化学兵器使用非難は国際世論をシリア政府糾弾に導こうとする挑発」と非難したが、ベネズエラはロシアと立場を同じくする。

 マドゥーロ大統領はまた、昨年8月25日にファルコン州内のアムアイ製油所で起きた爆発炎上の惨事は破壊活動によるものだった、と明かにした。この事件では42人が死亡、8人が所在不明となった。

 当時は大統領選挙戦のさなかで、優勢だったウーゴ・チャベス大統領の石油政策を扱き下ろすために仕組まれた事件、と見なされている。チャベスは当選したが、癌で今年3月死去した。

 一方、カラカスで24日、ベネズエラ・パレスティーナ外相会談が開かれ、ベネズエラが石油を支援する協定に調印した。