2013年9月5日木曜日

チリ判事協会が軍政期の過ちを謝罪


 チリの裁判官組織「司法権判事協会」は9月4日、ピノチェー軍政時代に裁判官が犯した過ちを謝罪した。法廷は1973年9月11日の軍事クーデターを支持し、多くの市民から求められた人身保護を拒否した。また偽りの判決を下した。

 これを受けて、最高裁が謝罪するか否かに関心が集まっている。

 一方、最高裁は同日、亜国人元判事オティリオ・ロマーノ被告の身柄を亜国に引渡した。同被告は亜国軍政期に100件を超える人権蹂躙事件を覆い隠すなど、人権犯罪に加担した。2011年チリに逃亡した。

 ロマーノを裁く裁判は、メンドサ市で開かれる。