2013年9月19日木曜日

ブラジル最高裁が議員買収事件の審理やり直し決める


 ブラジル最高裁は9月18日、ルーラ前政権時代の国会多数派工作に絡む大掛かりな議員買収事件(通称「メンサラン」事件)の審理やり直しを決めた。

 ルイス・ルーラ前大統領が関与していたか否かが鍵。来年の次期大統領選挙に向けて、与野党間で政治抗争が展開されており、野党側はこの事件を「腐敗の象徴」として攻撃してきた。

 ルーラは、再選を狙うヂウマ・ルセフ現大統領の「師」であり、野党はルーラを追及することによりルセフに打撃を与えようとしている。