2014年4月7日月曜日

ベネズエラ内相が政権支持をあらためて確認

 ベネスエラのミゲル・ロドリゲス内相(陸軍将軍)は4月6日、民放政治番組「ホセ=ビセンテ、オイ」(きょう、ホセ=ビセンテ)で、「野党勢力は政権奪取のため違憲手段をとってきた。嘆かわしい」と述べた。

 内相は、「暴力勢力は米政府の支援を受けている。だが我々ベネスエラ軍部は、ボリバリアーナ革命を意識した堅固な組織だ。2002年末に首都のアルタミーラ広場を右翼軍人14人が占拠したような事態は起きない。先月逮捕した空将3人は取り調べ中」と強調した。これは反政府勢力が抱くゴルペ(軍事クーデター)への期待を打ち砕く発言。

 さらに、「極右勢力は第一次街頭蜂起に失敗したため、第二次蜂起を準備している」と指摘し、「軍部は多数派のために尽力している政府を信頼している」と言明した。

 またベネスエラ人に向けて、「事態(暴力状況)は外国の介入を招くための忌まわしい謀略であり、そのことを理解してほしい」と訴えた。

 一方カラカスでは4日、ALBA(米州ボリバリアーナ同盟)の社会運動をラ米大陸全体に拡げるための連絡会議が始まった。LAC(ラ米・カリブ)21カ国から38人の代表が参加している。8日まで開かれる。

 南米諸国連合(ウナスール)外相委員会は7日カラカス入り、和平醸成のための仲介努力を続開しる。