2014年7月19日土曜日

中国主席がアルゼンチンを訪問し大型援助協定調印

 中国の習近平主席は7月18日、ブラジル訪問を終えてアルヘンティーナに到着、ブエノスアイレスでクリスティーナ・フェルナンデス=デ・キルチネル(CFK)大統領と会談した。

 会談後、2014~18年の期間対象の20項目の協力協定の調印式が行なわれた。協力総額は数百億ドルにのぼる。両首脳は記者会見で、「総合的な戦略的互恵関係の始まり」を強調した。

 協力内容は、ほとんどが中国による融資。分野は、原発建設、油田開発、水力発電所建設、灌漑施設整備、貨物鉄道現代化、亜国国際収支改善のための融資に及ぶ。通商拡大や文化面の協力も含まれている。

 今回の主席訪問によって、中国は亜国にとっての「最大最強の経済協力国」の地位を固めた。