2014年7月27日日曜日

キューバがモンカーダ兵営襲撃記念日に改革推進を強調

 クーバ革命の原点となった1953年7月26日の陸軍モンカーダ兵営襲撃蜂起61周年記念日(民族蜂起の日)が7月26日、ハバナ南西60kmのアルテミーサ市で催された。ラウール・カストロ議長ら政府、共産党、革命軍の高官と市民8000人が出席した。

 襲撃に参加したラミーロ・バルデス革命司令官が記念演説し、「カリブ海の売春窟クーバは革命のお陰で、米国のマフィアと海兵隊が牛耳っていた麻薬天国、ばくち、売春から解放された」と指摘した。

 また、「クーバ人の血は、アンゴラとナミビアの独立を保障し、南アフリカのアパルトヘイト体制の崩壊を保障した」と、70~80年代のアンゴラ派兵を評価した。

 さらに、「ソ連消滅後、耐えて社会主義体制を守った」と、フィデル・カストロ前議長の指導力を讃えるとともに、ラウール議長が進めている経済・社会改革の遂行継続を呼び掛けた。