2014年8月30日土曜日

ブラジル軍政犠牲者の遺体の主が判明

 ブラジル極右軍政時代の1971年、拷問で殺された共産党幹部エパミノンダス・ゴメス=デ・オリヴェイラ(死亡時68歳)の遺体が8月29日確認された。

 国家真実委員会(CNV)は同日、ブラジリアの無縁墓地で昨年8月20日発掘された遺体はDNA検査の結果、オリヴェイラのものと判定された、と発表した。

 オリヴェイラは共産党系のゲリラ組織、労働者革命党(PRT)にも所属していたが、ブラジル北西部で71年8月7日、陸軍に逮捕され、首都に移送された。激しく拷問され、同月20日、陸軍病院で死亡した。