2014年9月20日土曜日

アルゼンチンの貧困層は厚く、衝撃療法は打撃甚大

 世界銀行は9月19日、アルヘンティーナ経済について報告し、貧困層が厚いため、経済健全化のために衝撃療法を採れば打撃が大きくなる、と指摘した。

 亜国の貧困層は33%。日収4~10米ドルの市民が該当する。日収が4ドル未満の極貧層は10・9%。

 世銀は、亜国の貧困対策向けとして2015~18年に計10~12億ドルを融資する方針を決めた。農業取引、農村学校教育、保健、上水道敷設などに回される。

 世銀は過去に45億ドルを亜国に融資していた。だが米財務省が、対外債務返済問題を巡って融資を停止するよう横槍を入れたため、融資は止まっていた。