2014年10月8日水曜日

興味深い「エクアドル映画週間」

 立教大学池袋キャンパス7号館で、10月6日から「エクアドール映画週間」が催されている。在日エクアドール大使館と立教ラ米研の共催で11日まで続く。19時上映開始。入場無料。会場は280人が着席できる大教室のため、ゆったりと観賞できる。

 初日6日は「君の目を盗んで」だった。主人公は、首都キト市内の貧しい南部出身の若者で、豊かな北部で銀行員として生きている。ひょんなことで、魅力的なコロンビア娘と知り合うが、そこから悲喜劇が始まる。

 7日の「二人の祖父」は、カルラ・バレンシア=ダビラ監督の父母両方の祖父の生と死を辿るドキュメンタリーだ。1973年9月11日のピノチェー軍事クーデターに関わる秘話が浮き彫りになる。このクーデター直後のチレを取材した私にとっても参考になった。

 本日8日は、「娘の御名の下に」、明日9日は「凍りついた時」と「縁の下の力持ち」。10日は「釣師」で、1830から私が解説する。

 最終日の11日は17~20時、「凍りついた時」上映後、エクアドール映画の専門家3人によるシンポジウムがある。問い合わせは、ラ米研03-3985-2578。