2014年11月22日土曜日

チリ大統領の父空将拷問死の責任者に禁錮刑

 チレ法廷は11月21日、ミチェル・バチェレー大統領の父、故アルベルト・バチェレー空将を拷問死させた空軍退役大佐二人に禁錮3年と2年の実刑を言い渡した。

 バチェレー空将はアジェンデ社会政権の物資補給の責任者だった。73年9月11日軍事クーデターで同政権が倒された後、ピノチェー軍政から反逆罪で投獄された。空将がクーデターに同調しなかったためだ。

 空将は獄中で拷問され、74年3月12日、死去した。

 拷問の最高責任者は軍事政権中枢だったことから、両元大佐の刑は軽くなった。