2015年4月24日金曜日

キューバとロシアが経済協力で合意

 クーバのリカルド・カブリーサス副首相は4月23日モスクワでセルゲイ・ラブロフ露外相と会談、ロシア地方部で行われた両国政府間協議で成果があったことを確認した。

 同協議ではエネルギー、金属、航空、自動車、鉄道の各分野での協力が合意された。

 また欧州歴訪中のブルーノ・ロドリゲス玖外相は22日ブリュッセルで、欧州連合EU外相格のフェデリカ・モゲリーニと人権問題で会談、同問題を話し合う期間を設置することで合意した。

 ロドリゲスは、ローマ法王フランシスコが9月の訪米前にクーバを訪れることを確認した。法王はクーバの市民団体と司教会議から招かれている。

 過去に、1998年ヨハネ=パウロ2世、2012年ベネディクト16世がそれぞれ訪玖している。

 一方、コロンビア法廷は22日、今年2月からカルタヘーナ港で抑留されてきた中国貨物船の出港を許可した。

 この船は、大量の武器弾薬を積みながら、それを同港当局に報告せずに入港し、臨検されて積み荷が暴露された。

 このためコロンビア当局は、武器弾薬がコロンビア革命軍(FARC)などゲリラ組織に宛てたものではないかと疑い、抑留が長引いていた。

 船側は、武器弾薬は通常の交易でクーバに届けると釈明していた。だが中国人の船長は取り調べなどのため、引き続きカルタヘーナに留め置かれた。

 別件だが、ニューヨークにあるNGO「ジャーナリスト保護委員会」(CPJ)は23日、報道規制をしている10カ国の国名を挙げた。

 規制が厳しい順にエリトリア、北朝鮮、サウディアラビア、エティオピア、アゼルバイジャン、ヴェトナム、イラン、中国、ミャンマー、クーバだった。