2015年5月7日木曜日

グアテマラ最高裁が副大統領の汚職容疑捜査を決める

 グアテマラ最高裁は5月6日、ロサーナ・バルデッティ副大統領を税関汚職事件関与の疑いで捜査するための予審を開くことを決めた。

 これを受けて国会は、副大統領の不逮捕特権剥奪の是非を審議する。

 4月の副大統領の訪韓中、税関汚職の中心人物と目される副大統領私設秘書JCモンソンが逃亡。一大醜聞事件となり、税務のトップら24人が逮捕されてきた。モンソンは国際手配されている。

 国内では副大統領辞任を求める抗議行動が続いており、オットー・ペレス=モリーナ大統領の辞任要求にまで波及している。

 国連の「グアテマラにおける無処罰に反対する国際員会」(CICIG)が既にこの事件を捜査、グアテマラ司法機関に事件解明を勧告している。