2015年6月21日日曜日

エクアドール大統領が外国人煽動者潜入を告発

 エクアドールのラファエル・コレア大統領は6月20日、ベネスエラ人反動活動家が潜入し、反政府行動を煽っている可能性があり、当局が捜査中、と明らかにした。

 エクアドールでは過去半月、コレア大統領の退陣を求める抗議行動が各地で続いている。最近、国内を走るバスの車中で、ベネスエラ人を名乗る男2人が、「街頭行動をしないと、エクアドールはベネスエラのようになってしまう」と、乗客たちに反政府行動に参加するよう促す出来事があり、大統領は証拠のビデオを示して非難した。

 当局は、2人がエクアドールの反政府勢力によってマイアミから送り込まれた可能性がある、と見ている。

 マイアミには、ラ米諸国の左翼ないし改革主義の合憲政府を街頭行動やメディアによる意図的誤報によって打倒しようと狙う専門的組織がある。エクアドール政府は、問題の2人のほかにもベネスエラ人ら外国人が煽動のため送り込まれていると見ている。