2015年7月8日水曜日

週刊誌「エコノミスト」がマルティン・ゲバラ会見記掲載

 週刊誌「エコノミスト」(7月14日号、毎日新聞社)の「問答有用」欄は、革命家エルネスト・チェ・ゲバラ(1928~67)の甥マルティン・ゲバラ(52)へのインタビュー記。聞き手は、谷口健記者。

 マルティンは今年1~2月と6~7月の2回来日した。私は2度の機会に新宿、浅草、目黒、池袋などを歩き食べ語り合い、彼が好人物であることを十分に感知し、その発言にも少なからず価値があることを知った。

 2月以来、LATINA誌、NGO誌そんりさ、毎日新聞、時事通信ニュース、世界誌、週刊金曜日誌などにマルティンインタビューの記事が載った。いま新たにエコノミスト誌の記事が加わった。

 これらの記事を全部読んで総合し分析して、「マルティン・ゲバラ論」を書くのも悪くないと思う。

 この谷口記者の記事は、マルティンの本音をかなり掴み出している。亡き伯父エルネストを讃え、カストロ兄弟を厳しく批判するマルティンがここでも登場するが、記事冒頭で「米出版社からキューバ批判本を書くよう勧められたが断った」と発言し、節度を表しているのが興味深い。

 出たばかりの週刊誌の記事である。これ以上紹介するのは野暮だろう。興味ある人々は、直接読まれんことを。