2015年10月5日月曜日

アルゼンチンで史上初の大統領候補公開討論会実施

 アルヘンティーナ大統領選挙は10月25日実施されるが、4日、主要6候補のうち5候補による公開討論会が催された。討論会は亜国大統領選挙史上初めて。だが「本命」のダニエル・シオーリ候補(ブエノスアイレス州知事)は欠席した。

 出席した5候補は次の通り。マウリシオ・マクリ:「共和国綱領」(PRO)党首。選挙運動「変革しよう」候補。ブエノスアイレス市長。中道・中道右翼・保守。新自由主義経済政策支持。老舗政党・急進市民同盟(UCR)も同選挙運動に参加。

 セルヒオ・マッサ:クリスティーナ・フェルナンデス=デ・キルチネル現大統領の政権党・ペロン主義キルチネル派(キルチニズモ)から分派。「新代替連合」(UNA)候補。

 アドルフォロ・ドリゲス=サア:元暫定大統領。ペロン主義保守。「連邦公約」候補。
 マルガリータ・ストルビセル:「進歩主義者」候補。
 ニコラース・デルカノ:「左翼・労働者戦線」候補。

 「キルチニズモ」のシオーリは、この日、支持者食事会を開き、公開討論会への懐疑的立場を表明した。

 選挙での当選条件は、得票率45%以上、もしくは得票率40%で2位得票者に10ポイント差をつけること。これを満たす候補がいない場合は、11月22日実施の決選に得票上位2候補が進出する。