2015年12月22日火曜日

キューバの「永遠のプリマ」アリシア・アロンソが95歳祝う

 クーバのマリーノ・ムリージョ経済相は閣僚評議会で12月21日、同国経済は今年4%成長した、と報告した。同評議会は、2016年度の経済計画を承認した。

 この日、ラウール・カストロ国家評議会議長は、南アフリカ共産党(SAPC)のブレイド・ウンジマンデ書記長を迎え会談した。クーバ軍は1980年代後半、アンゴラ南部で当時の南ア白人政府軍を撃破し、ナミビア独立と南ア・アパルトヘイト体制崩壊を促進した。

 20日には、アリジェリア南西部のティンドゥフにある難民収容所で11月12日から、民主サハラアラブ共和国(RASD)難民に医療手当を施していたクーバ医療派遣団が帰国した。クーバは1970年代半ばから、モロッコに占領された旧スペイン領西サハラで独立を求めて戦うサハラウイ(RASD人民)をアルジェリアと共に支援してきた。

 クーバ国立バレエ団(BNC)のアリシア・アロンソ団長は21日、95歳の誕生日を迎えた。1943年に23歳でバレエ「ジゼル」でデビューして以来、プリマとして国際的に活躍。革命後もクーバに留まり、後年、視力を失ってからもBNCを執り仕切ってきた。「永遠のプリマ」の称号を持つ。

 祝賀会には、国家評議会顧問アベル・プリエト前文化相、玖作家芸術家協会(UNEAC)のミゲル・バルネー会長、BNC団員らが出席した。